事業内容

溶かした鉄を型に流し込み成型する「鋳物」。

この技術を生かし、マンホールなどの建築・土木資材から自動車部品のプレス用金型までは幅広く事業を展開しています。現在自動車メーカーに、プレス部品製造用の金型を供給する部品メーカー・金型メーカーは1,000社を超えています。しかし、1,000社に対して「鋳鉄素材」を短時間で提供できる企業は、日本にたった10社程度しかありません。TOMOTETSUは、そんな数少ない企業の中の1社。熟練した職人の技術の下に、自社内での一貫製造による圧倒的なスピードを実現させており、自動車メーカー・部品メーカーから多大な期待を寄せられています。

建築・土木用鋳物部門 下水道用マンホール鉄蓋、電気通信・ハンドホール鉄蓋、建築設備用鉄蓋、建築設備金物、インターロッキング用鉄蓋
景観関連器材 景観エリアの総合企画製作(モニュメント等)
定盤部門 JIS型精密定盤、各種鋳鉄定盤、特注定盤(設計・製作・据付)
鋳鉄素材部門 プレス金型用鋳物、ダイキャスト金型用鋳物、機械部品および治具・工具の製作、海上浮標体並びに沈錘
特殊合金鋳造品 合金ダクタイル製品、耐摩耗マンガン鋳鋼品

製品事例

 

事業の強み

01. フルモールド鋳造技術の国内リーダー

友鉄工業は、1971年に日本で初めてフルモールド鋳造技術を導入したパイオニア企業です。この技術は、木型を必要とせず、発泡スチロールを使用するため、型の保管が不要で自由な設計が可能。これにより製造コストの削減や短納期対応が実現し、他社との差別化を図っています​。

02. 高精度・大型鋳物の製造能力

同社は、特に大型鋳物の製造に強みを持ち、4500mm×2500mm×1000mmの大規模な鋳造にも対応可能です。これにより、産業機械、工作機械、自動車のプレス金型など、幅広い業界で重要な部品を提供しています。自動車メーカーや大手製造企業から高い評価を得ており、安定した取引を続けています。

03. 多様な製品ラインナップ

フルモールド鋳造に加え、友鉄工業はマンホール鉄蓋や景観鋳物などのインフラ製品も手がけています。特にカラーデザインマンホールは地域の魅力を発信するツールとして全国で採用され、注目を集めています。また、座間味港に設置された鯨のモニュメントなど、景観美を意識した大型鋳物も製造しています。

04. 環境に配慮した製造プロセス

友鉄工業の鋳造技術は、リサイクル可能な鋳鉄の特性を最大限に活かしています。鋳物の製造に使用された金属は、電気炉で溶解し再利用できるため、廃棄物を削減し、環境への負荷を低減しています。この持続可能な技術は、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献の一環として注目されています。

05. 安定した生産能力と品質管理

最大月産能力900トンという生産規模を誇り、これにより多様なニーズに対応可能です。自動車業界をはじめとする多くの取引先企業に対し、安定供給を実現し、高い信頼性を維持しています。また、品質管理においても厳格な基準を設けており、常に高品質な製品を提供することに重点を置いています。

お問い合わせから納品までの流れ

お問い合わせ

依頼内容をヒアリングし、図面や仕様を確認。

模型製作

CADで3Dモデルを作成し、NC加工機で模型を製作。

鋳造

溶解した金属を鋳型に流し込み、製品を形成。

仕上げと検査

ショットブラストなどで仕上げを行い、外観や寸法を厳密に検査。

納品

完成品を最終確認後、お客様へ納品。

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